→Go-PEARを使ったPEARのインストール
Go-PEARを使って、コマンドプロンプトを使用せずに、
さくらのレンタルサーバへPEARをインストールします。
・環境
レン鯖:さくらのレンタルサーバ スタンダード
PHPのヴァージョン:5.2.5
Go-PEARのヴァージョン:1.0.2
■手順1 Go-PEAR を使って PEAR をインストール
http://pear.php.net/go-pear を開くとスクリプトが表示されます。
それを go-pear.php と名付けローカルへ保存。
保存した go-pear.php をFTPなどで /home/(アカウント名)/www/ 以下へアップロード。
ブラウザで go-pear.php へアクセスし、画面下部 Next >> をクリックした後、
インストールに関する諸所の設定を入力。
項目 | なんとなく説明 |
---|---|
1. Installation prefix | PEARのインストールディレクトリ。以降 $prefix で省略可。 |
2. Binaries directory | コマンドを保存するディレクトリ |
3. PHP code directory ($php_dir) | 実際のパッケージを保存するディレクトリ。以降 $php_dir で省略可。 |
4. Documentation base directory | 説明ファイル保存ディレクトリ |
5. Data base directory | CSSなど雑多ファイルを保存するディレクトリ |
6. Tests base directory | テストプログラム?保存ディレクトリ |
7. Temporary files directory | 一時ファイル保存ディレクトリ |
8. PEAR Installer cache directory | 一時ファイル保存ディレクトリ |
9. Cache TimeToLive | キャッシュ生存時間? |
10. Filename of WebFrontend | 生成するPEAR管理ページのパス |
11. php.exe path, optional (CLI command tools) | php.exe本体へのパス。 |
例として、以下私の設定。
項目 | 設定例 |
---|---|
1. Installation prefix | /home/(アカウント名)/pear |
2. Binaries directory | $prefix/bin |
3. PHP code directory ($php_dir) | $prefix/PEAR |
4. Documentation base directory | $prefix/doc |
5. Data base directory | $prefix/data |
6. Tests base directory | $prefix/test |
7. Temporary files directory | $prefix/temp |
8. PEAR Installer cache directory | $prefix/cache |
9. Cache TimeToLive | 300 |
10. Filename of WebFrontend | /home/(アカウント名)/www/pear.php |
11. php.exe path, optional (CLI command tools) | /home/(アカウント名)/bin/php-cgi5 |
pear ディレクトリに全て収める設定です。
あちこち散らばると気持ち悪いですからね。
11. は、さくらでPHP5.2.3以上を使用している方なら、みんな一緒かしら?
ちなみにPHP5.2.3以降、PHPの本体名が php から php-cgi5 へ変更されています。
よってPHP5.2.2以下の方は /home/(アカウント名)/bin/php かな。
そして「Install」ボタンをクリックすると、ずらずら~っとログが並びます。
ログの下の方 Note: の PEAR Installation path を控えます。
/home/(アカウント名)/pear/PEAR
↑こんなかんじですね。さっきの 3. で設定したものです。
■手順2 php.ini のセッティング
PHPの設定ファイル php.ini へ、以下を追加します。
include_path = “.:/home/(アカウント名)/pear/PEAR”
PHPの include_path へ、先ほど控えた PEAR Installation path の値を設定してます。
■手順3 各パッケージのインストール
Go-PEARの管理ページからパッケージをらくらくインストールします。
管理ページはブラウザで開きます。
管理ページのURLは、インストール時設定した 10. Filename of WebFrontend です。
私の例だと http://(ドメイン)/pear.php となります。
開いたら Quick-install a package にパッケージ名を入力し(ex. DB, XML_RSS etc..)、
「Install」ボタンをクリックすればインストールを自動でおこなってくれます。
パッケージ名の一部しかわからない場合は、
画面左側の「Package Search」メニューより、
キーワード検索をすることができます。
——————————————–
以上で終了です。
作業が終了したら、最初にアップした go-pear.php と、
生成した管理ページ pear.php を削除するかパスワードをかけておきましょう。
■TIPS1 PEARの追加設定?
管理ページ左側「Configuration」メニューよりPEARの設定が確認できるのですが、
環境によるのか、私の場合は PHP CLI/CGI binary: の値が間違っていました。
/home/(アカウント名)/bin/php
を、以下へ修正しました。
/home/(アカウント名)/bin/php-cgi5
前述にもありますが、PHP 5.2.3 以上を使用している場合、
PHP本体のファイル名が php-cgi5 となるため、その為の修正です。
んーでもこれ、インストール時の 11. で設定しなかったっけ?
詳しくわかりません、ごめんなさい。念の為、再設定しました。
しなくても動くかもしれません。
あ、そうそう、作業中すっかり忘れてましたが、
PEARは ピア でなく ・・ペアでしたね。。
ペアペア、、
おつかれさまでした。
参考サイト
大八洲.NET – PEARのインストール
PHPを使ったWebサイト構築 備忘録 – さくらインターネットへのPEARモジュールの追加インストール
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